中国生活

中国の物価は本当に安いの? 駐在経験のある筆者が解説します。

中国の物価は本当に安いの?

 

中国は日本に比べて物価が安いと思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、一概にどっちとは言えません。日本より物価が安いものと高いものがあります。

ひと昔の中国より急速に経済発展しており物価も上がってきています。

ここでは、日本と中国の物価の違いを解説してきます。

 

日本より物価が安いもの

それでは、まずは日本より物価の安いものから見ていきましょう。

交通費(飛行機以外)

タクシー

中国は何と言ってもタクシーが安いです。中国に住んでいるときには通勤にプライベートに頻繁にタクシーを利用していました。

地域によって違いますが、例えば深圳市の場合、初乗り2kmまで10元(160円位)、1km毎に2.4元です。上海でもセダン型なら初乗り14元です。地方に行くともっと安くなります。

アプリで簡単に呼べるし安いので本当に便利です。大事な人を載せたいときなどは高級車を配車することも可能です。もちろんその分高くなりますが、日本でタクシー呼ぶより全然安いです。日本に帰ってきてからはタクシーが高すぎてなかなか乗れないので、ちょっと不便に感じてます。

地下鉄、バス

これも地方によりますが、初乗り2元とかです。(30円くらい)激安ですよね。日本だと都内から横浜を移動するだけでも何百円もかかるので高いなぁと感じてしまいます^^;

新幹線

新幹線も安いです。例えば、深圳から厦门(アモイ)の移動であれば、新幹線で2時間半くらいで、値段は219元です。(3700円位)日本でいうと東京・名古屋間くらいですかね。のぞみで東京から名古屋にいくと指定席で11500円なので、同じ時間でも1/3位の値段で乗れてしまうのです。

外食費

中国では何と言っても外食にかかる費用がとても安いです。私は外食好きなので本当にありがたいですね。お店にもよりますが、大衆レストランだとお酒を沢山飲んでお腹いっぱいたべても一人100元程度(1600円位)の場合がほとんどでした。高級なお店や中華以外の料理だともう少し高くなりますが、それでも日本で外食するより圧倒的に安いです。

出前

出前は中国語で外卖(wàimài ワイマイ)と言いますが、よく利用されています。私もよくお世話になっていました。出前も安いです。

例えば、下記は私のお気に入りレストランの一つだった湖南料理店の粗茶淡饭のメニューの一部です。

ご飯付きで20〜40数元(300円〜600円位)で食べることができます。ちなみに、量はとても多いです。一人で全部食べると相当お腹いっぱいになります。

粗茶淡饭はちゃんとしたレストランですが、もっと簡単なもので良ければ、10数元でも頼むことできます。でも当たり外れも多いので、オススメとしては、行ったことのあるレストランから頼むのが間違いないですね。

お酒とタバコ

お酒は特にビールが安いです。国内のビールの方が安いですが輸入ビールも安いです。

青島で3,4元(約60円)、ヒューガルデンで5,6元(約90円)です。日本だと輸入ビールは何百円もしますよね。

タバコも安いです。銘柄によってピンきりですが、大抵のものは10数元で購入することができます。

ミネラルウォーター

500mlのペットボトルで1元とか2元で買うことができます。ほぼただ同然ですね。取引先の会社、友人宅、ハイヤーした車の中や待合所など、どこかを訪問するとミネラルウォーターをよく頂くことがあります。ミネラルウォーターは日本より手にする機会が多いと思います。

電話代

日本も携帯電話料金を安くする流れがあると思いますが、それでもまだ高いと思います。私は中国移動を今でもまだ契約していますが、通信量2G込で一ヶ月58元です。(900円位)

映画

中国の映画は40元位(約600円)で見ることができます。

日本では通常料金だと1900円もしますよね。映画も中国の方が安いです。

 

日本より物価が高いもの

ここまでは日本より物価が安いものを見てきましたが、ここからは逆に中国の方が高いものを見てきましょう。

輸入製品

国産の製品はとても安いのですが、輸入品はとても高いです。何も贅沢品だけではなく、日常品も含めてです。中国に住んでいてもやはり日本人ですので、日本の製品が欲しくなる時があります。買うことはできるのですけどとても高いです。

例えば、シャンプーのTSUBAKIです。日本だと900円位でしょうか。中国だと2倍以上の値段がします。。

銀行預金金利

日本の大手三行の普通預金金利は0.001%です。絶望的な低さですね。

中国の銀行は普通預金の金利は約0.3%です。

 

他にもゴルフとかも高いのですが、自分があまりゴルフしなくて情報量が少ないので、記載を止めました。

まとめ

中国で生産されたものを使って、中国内で普通に生活するのは安いです。

でも、輸入品、贅沢品、一部の娯楽(ゴルフなど)は高いです。

また、地域差も大きいと思います。上海、北京、深圳、広州などの大都市と、地方都市とでは全然物価が違います。

とはいえ、今今は、金銭面だけで言うと、日本より中国で生活する方が安く生活できると思います。

 

 

 

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